検査について

当院の検査について

当院では、画像検査は当日に検査結果の説明を行っています。
不安なことがあれば検査当日の結果説明時に医師に直接相談することが可能です。検査をご希望の方はまずはお気軽にご相談ください。

16列マルチスライスCT

16列マルチスライスCTは検査時間が短く、広範囲を高速で撮影ができます。動きによるブレが少ないのできれいな画像が得られます。

空間分解能が高いため、数ミリ単位の小さな病変の早期発見が可能です。薄いスライスでの再構成で腫瘤の形、広がりかたを評価できます。肺野の場合であれば肺炎の原因菌やウイルスを推測できることがあります。

また、造影剤を使いながら連続撮影で経時的な血流変化を追うことにより腫瘤の良悪性の判別が可能です。

検査の例

  • 頭部外傷、脳出血

  • 肺野病変、肺塞栓症など

  • 急性腹症

  • 腸閉塞や鼠径ヘルニア

  • 肝胆膵精査

  • 尿路結石

  • 骨折精査

など多岐にわたり、オールラウンドに利用できる必須の検査とも言えます。

1.5T MRI
(核磁気共鳴画像診断法)

強力な磁場とFMラジオのような電波を利用して、人体の水素の原子核であるプロトンが反応した信号を画像化します。組織コントラストが高いので、脳や脊髄神経を始め、血管や胆管や膵管、尿管などの管腔臓器の描出に優れており、軟骨や椎間板、靭帯などの状態、性状についても調べることが可能です。

また、電波や磁場をいろいろ変化させることによって、脂肪成分を消したり、水を消したり、水の動きやすさをみたりできるので、急性期脳梗塞の診断に役立てたり、腫瘍の鑑別、炎症や浮腫、血流情報、骨折が新しいのか等、さまざまな情報を得ることができます。
造影剤を使わず血管だけを画像にできますので、梗塞の原因となっている血管を探したり、くも膜下出血の原因となる動脈瘤の有無を確認できます。
撮像方法によって見えるものが変わってきますので対象や目的を絞って、狙い定めたほうがより良い検査となります。
デメリットとしては、ペースメーカーや体内に磁性金属がある人は検査できません。
CTよりも検査時間は長く、撮影範囲もあまり広範囲にはできません。検査中は傾斜磁場コイルという部品が振動するため大きな音がしますが、心配はありません。

脳外科専門医による外来診察をご希望の方はご気軽にご連絡ください
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TEL:048-222-0190

検査の例

  • 急性期の脳梗塞

  • 脳出血

  • 脳動脈瘤

  • 脳腫瘍

  • 認知症

  • 椎間板ヘルニア

  • 脊柱菅狭窄症

  • 頚椎症

  • 大腿骨頭壊死

  • 靭帯損傷

  • 肝胆膵疾患など

X線検査

当院のX線検査はデジタルX線画像診断システムにより、迅速かつ低線量での撮影が可能です。撮影された画像はPACSシステムにより診察室でも濃淡を調整して、体内に起こっている変化を観察することができます。

撮影時は、患者さんの苦痛や疲労をできる限り少なくするため体位変換が最小限で済むよう心がけ、スピーディに明瞭な画像を提供するよう努めております。必要に応じてプラスチックや金具のついた衣服や下着類を外してもらうことがありますので、ご協力のほどお願いいたします。

ハイビジョン内視鏡

当院の内視鏡検査機器は、従来の内視鏡を大きく上回る鮮明画像が得られるオリンパス社の内視鏡検査機器を採用しています。通常より細い経鼻用ファイバーを経口内視鏡として利用していますので、苦痛の少ない検査が可能です。

組織の一部を取って胃がんの発生リスクを増大させるピロリ菌の存在を確認することができます。ピロリ菌が存在した方には内服治療による除菌をおすすめしております。
大腸ポリープは自覚症状がなくほとんどが良性ですが、1センチを超えるものはがん化するものが多いので見つかったら早めに内視鏡で切除することをお勧めします。

検査の例

  • ピロリ菌

  • 大腸ポリープ

  • 逆流性食道炎

  • 非ステロイド性抗炎症薬(Nsaids)による消化管障害など

超音波検査(エコー)

超音波検査は簡便にいろいろな部位を観察することができます。肝、胆、膵、腎、脾などの実質臓器をはじめ、心臓や頸動脈などの血管、乳腺や甲状腺などの軟部組織(体表に存在する病変)に至るまで検査可能です。

多方向から観察ことにより病変の立体的構造を把握することができ、病変の存在のみならず性状まで評価できる場合があります。リアルタイムに観察できるので、いろいろな体位を取っていただいたり、圧迫や呼吸による変化で病変の可動性や硬さなども評価できます。またドプラ法で血流情報を得ることもできます。 さらに心臓の領域では壁の動きや弁の動きをリアルタイムに観察し、いろいろな計測をすることで機能評価をすることもできます。また放射線被曝や苦痛がないので繰り返し検査が可能です。

心臓血管外科医による心臓エコー検査をご希望の方はご気軽にご連絡ください。
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骨密度検査

当院の骨密度検査はDXA法という方法で骨粗しょう症の程度を測定します。2種類の異なるX線を微量に使い、他の方法(超音波法、MD法、QCT法)に比べて非常に高精度な測定ができます。
骨粗鬆症は人間のかかる病気の中で最も多い病気です。全身の代謝に関係している病気ですので、整形外科のみならず、外科、内科の医師によっても診療が行われています。女性では50歳くらいから骨量が低下し始めますが、できれば若いときの骨量を知っておくと、老年期になってから役に立ちます。

男性は寝たきりが長かったり、胃腸・腎臓障害などがある方は測定をおすすめいたします。
男女とも70代以降は定期的に測定するのが望ましいでしょう。
老化によって減ってしまった骨を若いころのように戻す薬はありませんが、最近では早期治療により、骨粗鬆症による骨折がかなり防げるようになりました。 現在使われている薬は、骨の吸収(骨が溶ける)を抑える薬、骨の形成(骨を作る)を助ける薬、吸収と形成の骨代謝を調節する薬などがあります。

検査をおすすめする方

  • 50歳以上(閉経後)の女性、高齢者、寝たきりの方、胃腸・腎障害のある方など

人間ドックについて

病気は早期に見つけて、早期に治療しましょう

当院は国保人間ドックの川口市の指定医療機関です。
ご加入の保険を利用しての人間ドックが可能です。
お気軽にご相談ください。

実施期間 毎年度4月から翌年2月末日まで
対象者 30歳以上の川口市国民健康保険に加入されている方
後期高齢者医療制度に加入している川口市民の方
自己負担額  30歳~64歳までの方:9,900円
65歳以上の方:6,600円
診査内容 ①血液検査 ②尿検査 ③心電図検査 ④胸部レントゲン検査
⑤胃・食道などの検査(レントゲン又は内視鏡) ⑥便潜血検査 ⑦肝炎ウイルス検査 ⑧梅毒検査など

※人間ドックの受診は1年度に1回となります。
※健康診断、特定健康診査を受診した方は、同じ年度に人間ドックを受診できません。
※保険料、保険税の滞納がないようにしてください。

がん検診について

令和3年度川口市のがん検診の予約が開始しています。

以下の検診を実施しています。

大腸がん検診 対象:40歳以上
自己負担金:500円
胃がん(胃内視鏡)検診 対象:50歳以上(2年度に1回)
自己負担金:2,000円

6月1日から開始する「がん検診」は以下

大腸がん検診 対象 自己負担金
肺がん・結核検診 40歳以上 500円
肝炎ウィルス検診 20歳以上で今まで受けたことがない方 無料

※令和2年度より、国の指針に基づき乳がん視触診のみの検診は廃止となりました。
※70歳以上の方、生活保護受給者の方、市民税非課税世帯の方は、無料です。
 市民税非課税世帯の方は地域保健センターへ事前の申請が必要となります。